シンガポールシティーツアー

モルディブの帰りに1泊立ち寄ったシンガポールでの顛末を。

乗り継ぎで待合が長い観光客のために、その待合時間を使って市内を見て回れるシティツアーがあるんですが、これが公的な機関が主催していて、無料なんですね。空港にカウンターがあって、結構沢山の人が使っていました。行きのモルディブ便への乗り継ぎで待合が4時間もあったんで、今考えると使っておけばよかったんですが、帰りの立ち寄りにツアー付きで頼んでしまったので使わなかったんです。

モルディブを出発しシンガポール現地時間の8:40に到着しました。到着ゲートを出ると、中華系の担当者がアイコレの札を持って待っていました。私たちをあわせて客は4組居たと思います。皆さんモルディブ帰りの人みたい。
バンに乗り早速出発(9:00)。ところが、観光地を見たのはそれから1時間だけ。その後はつまらない買い物ツアー。

9:30頃〜9:45 マーライオン。担当者から、横にあるみやげ物屋へ入ってくれとせがまれる。
9:50頃〜 China TownのBuddists' Temple。
10:15〜10:35 TSL Jewellery Factory Delasas Pte Ltd.。その名の通り宝石店。シンガポール特産でも何でもない。日本語堪能の売り子さんが店内にウジャウジャ居て、その場に居ること自体が苦痛。本当は10:45まで居なければいけなかったのだが、買うものも無く、早く帰らせろと文句を言ってその場を出る。
10:45〜11:00 Mt. Faber。シンガポール市街を一望する丘。ここもみやげ物屋に入って一周だけでも回って、とせがまれ仕方なく一周回る。カミさんは絶対嫌だと拒んだ。
11:20〜11:30 KAIYO REPTILE PRODUCTS PTE LTD.。革製品。なめしの匂いだけで気持ち悪いし、凄い人数が買い物をしていて揉みくちゃ。日本語表記バリバリ。有名ブランド名が沢山書いてあったが、ホントに正規ブランドであるのかは不明。たまたま別のツアーで居合わせた日本人のオバチャンたちは、楽しそうに選んでいたが、私たちはものの5分もせず外へ出る。ここも恐らく20分以上は居なければいけなかったはずなのだが、10分で退散。
11:40〜 New Generation Silk & Garment Centre。絹製品他の衣類など。買うものないなぁ。ここも15分も居なかった。もぅいいかげんにしてくれ。
12:00〜12:45 Orient Ocean Restaurant(東潮大●楼)。あまりパッとしないホテルの中のレストラン。それもただの大宴会場で、飲茶形式の食事。色々なツアーの客が入れ替わり立ち代り入ってきていた。私たちのグループは皆無言で食事。そりゃつまらなかったからね〜。
13:00〜 本当はこの後にDuty Freeへ45分間入らなければならなかったらしいが、絶対入りたくない!ってワメいて免除してもらう。ホテルまで送り届けてもらい、ここで解放された。翌日朝に空港まで送迎してもらえることにもなっていたが、私の弟が車で送ってくれることになり、キャンセルした。

これ以外にも、車内でマカダミアナッツとかみやげ物を販売していたり、夜のツアーを勧めたり。その夜のツアーっていうのが、夜行性動物の動物園へのツアーで、一人9,000円も取っていた。その日に弟に連れて行ってもらったら入場料は1,500円くらいだったので、ディナー付きとはいえボッタクリ過ぎだよね。だって、シンガポールでの食事って高級な店でも安かったもの。

ホントに苦痛な半日でした。毎日観光客に怒られているんでしょうから、ツアコンの人も大変だっていうのが分かりましたけど、そんな心すら失わせる苦痛。こういったツアーはもうごめんです。

シンガポール1泊するとツアー代金に追加料金が発生するわけですが、その料金が1日フリーが1万5千円、半日ツアー付き(私たちが頼んだもの)が1万円。ヘンだと思いましたが、安いほうを頼んだ私たちが馬鹿でした。香港やマカオなど東南アジアの都市圏では大なり小なりこんな酷いツアーばっかりですから、注意しましょう。

解放されたあとに会った弟にその顛末をぶちまけちゃいました。
ツアーで行かなかったところへ連れて行ってもらった。

街中の屋台やレストランは美味しいそうです。弟に日本から客人が来たときによく行く中華のレストランに連れて行ってもらいましたが、付近では高級らしいものの、安くて美味しい(安い割に、ではありません)食事にありつけました。




(Hiro)