ヨセミテ観光


サンフランシスコから日帰りでヨセミテ観光ツアーに行ってきました。日本出発前にWebでJTB USAのサイトからオンラインで申し込みをしていきました(普通に日本のエージェントで予約するよりは、いくぶん安かったと思う)。
感想は、@余程時間のない人でない限りは最低1泊すべき、A夏季(それも終わりのほう)に行くのは片手落ち、というところでしょうか。

申し込んだのは、日本語ガイドが添乗するバスツアーで、市街地のホテルから出発します。英語なら他にもたくさんツアーがあるんだけど、さすがにヨセミテの説明を英語でまくしたてられても、そこまで理解できる自信がなかった・・・。朝ホテルを出て、ケーブルカーに乗り、ウェスティンセントフランシスホテルへ。9時にここのロビー集合で、他にヒルトンからピックアップしてました。もちろん、JTBのパッケージツアーに含まれていて(もしくはオプショナルで申し込んで)参加してきているとおぼしき人が多数を占めていて、単独で申し込んでいる人なんて、私たちくらいだったかも。

ガイドさんは現地が長いようで、道中の車内であらゆる現地情報を思い付くままに喋りまくってました。道中片道4時間半のあいだ、それも往復ともに喋りっぱなしですから、このバイタリティにはスゴイと思いました。が、それだけじゃぁないです。喋りのネタから察するにそのお歳が70歳台(!!)だということにもっと驚きました。背筋もそんなに曲がっていないし、身のこなしも軽やかでしたし。どうやってこういうふうに歳をとれるんだろう?
率直に言って長かった道中も、おかげさまで全く飽きませんでした。でも、帰りは申し訳ないけど途中から爆睡(笑)。

道中2度ほど停車しました。農場でトイレ休憩したり、ヨセミテの入り口の街でお弁当をピックアップしたり。
農場では、色々な果物やその乾物が置いてあって、ちょっとした買い物ができます。ガイドさんオススメのカリフォルニア・アプリコット、おいしかった!! 他のツアーバスが停まっていたりしますから、こういったフルーツスタンドはツアーバス目当てのお店なんですね。
アメリカのこんな山の中で、昼食に立派な和食弁当が出てきたのはビックリ。コストかかっているんだろうな、と考えてしまう私は貧乏性かな?でも、いくら日本人向け(それも年配に合わせているように思える)とはいえ、これは過剰なんではないだろうか?何もここで「どーしても和食が食べたいっ!!」とか、誰も思ってないハズ・・・。

ハーフドーム ハーフドーム

ルートのほとんどがハイウェイでしたが、それでも4時間半かかりましたので、遠いですね。国立公園に入ってから渓谷の美しい風景を観ることができるビューポイントに幾つか停車した後、1時半にセンターに着きました。ここで2時45分の出発まで自由行動。たった1時間余りの滞在です。サンフランシスコをもっと早く出発するツアーなら、もう少し時間がとれます。
自由行動の時間、まず滝(・・・といっても、干上がっていて水がない!!)を見たあと、売店でヨセミテの地図を買い、公園内を無料で周回している、シャトルバスに乗りました。このシャトル、一周するのに約1時間かかるので、「1時45分よりあとには乗らないで下さい」とガイドさんに言われていたので、間に合う時間のシャトルにギリギリ乗り込む。途中下車すると1時間で帰って来られなくなるので、ずーっと1周乗ってました。これに乗ると、だいたいのポイントを回れます。車窓からの景色もキレイ。でもどうやら、同じツアーの人たちで、このシャトルに乗ったのは私たちだけだったようで・・・。みなさんは1時間以上もの間、何やってたんでしょう・・・?

シャトルバスの車窓からシャトルバスの車窓から

私が@の感想を言うのは、道中に対する滞在時間が短いからとか、滞在時間そのものが短すぎるとかいう理由からではありません。景観はこれくらいの時間でもほとんど堪能できます。日帰りでは、ここへ来たら必ず行くべきであろうビューポイントへ行くことができないからなんです。

日帰りバスツアーで立ち寄るポイントは、全て標高が低いところです。これらを見れるだけでも素晴らしいと思いますが、残念なことにグレイシャーポイントという展望台に行けなかったんですね。ここは根本的に違って、高い地点から見下ろすことができるんです。
ここは標高の高いポイントの中で唯一車で登れるのですが、一般車の立入は環境汚染防止のため現在禁止されていて、朝9時にビジターセンター(だと思う)を出発するバスでしか行く方法がないそうです。徒歩でも行けますが、果たして何時間かかるのやら...。そう、つまりグレイシャーポイントへたどり着くにはどうしても1泊することが必要だったんです。
注意点としては、このポイントには夏季しか入れないようです。Aの理由からは若干矛盾しますが、夏季というのが何月から何月までを表すのかは、現地で調べる時間がなくてハッキリしません。ハッキリと決まっていないのかも知れませんね。

また、夕方の景色が良いようなのですが、日帰りツアーではそれを観ることなく帰ることに・・・ これも残念。

Aの感想の理由は、ここの見どころである幾つかの滝が、晩夏はすべて干上がってしまうためです。本当なら流れているであろう水や滝飛沫がありません。滝周辺の立て看板を見る限り、滝が流れていればさぞかしダイナミックな光景が広がっていたんだろうな・・・。恐らく、これがあるとないでは景観が相当違っているはずです(^^;;;)。これもまた残念。

...とまぁここまで残念がっているのも、その景観が素晴らしいからなんです。ツアーに参加できたこと自体は良い体験だったと思います。
もし再度訪れる機会に恵まれたら、ツアーにはこだわらず、少なくとも1泊はしてゆっくりと楽しみたいですね。
そうそう、ここのロッジの一つはアメリカ人の憧れなんですよ!一生に一度は泊まりたい場所なんだそうです(^^)。



(Hiro&Sonopi)

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