ハミルトン島(1999/1/17〜1/19)

オーストラリア旅行のもう一つの目的地はハミルトン島です。

ケアンズから入りました。ケアンズを朝5:50に出発して島には6:55着というとてつもなく早朝のフライトです。
帰りのフライトをケアンズ12:40発東京行きQF069便に間に合わせるにはアンセット・オーストラリア航空のAN381便という早朝便でハミルトン島を発たねばならず、国際線チケットをカンタス航空で押さえている私達は個別にアンセット航空のフライトを取らないといけません。ブーメラン・パスという国内線ディスカウントチケットがあり、ケアンズ−ハミルトン島の区間なら1フライトたしか23500円で買えるのですが、2フライト以上買わないといけないので、行きもアンセット航空のAN380便を取ったわけです。これがこんなに早い時間のフライトだったわけ。

空港に着くやいなや、日本人のかたぁ〜!という掛け声が聞こえて、ゲッ。「私たち、ツアーじゃないですから・・・」と主張しても、有無を言わせず日本人グループの中へ。日本人でない人達は各々バスに乗り込んで行きましたが、日本人だけ集められて別のバスに案内されました。このバスは島に幾つかあるホテルへ送迎してくれるのですが、日本人だけはそのうちの一つのホテルに送迎され、ロビーに集められました(別のホテルに泊まる人でも)。エアーズロックと同様、どうやらここでもパッケージツアーでない人は私達だけのようでした。それも、1組を除いては全員ハネムーン。非常に気恥ずかしい。(余談ですが、ハミルトン島に滞在中、数え切れないほど、お店の人などに「新婚旅行ですか?」「Honeymoon?」と聞かれまくりました。そのたびになかば意地になって、「違います」「No!!」と言い続けていたカワイくない私・・・ だって、ちがうんだも〜ん。でも、それくらいハミルトン島っていうのは新婚旅行が多い場所なのね・・・)
ここで、このリゾートの日本語のパンフレットを手渡されて、延々と説明が始まりました。これは鬱陶しかった。到着してここまでで気分がすっかり萎えてしまいました。自分達でパンフを見て色々と調べながらやりたいので、こういう至れり尽くせりのサービスはパスしたい。調べる楽しさが半減するし、その場で見ながら聞きながら行き当たりばったりが旅先での面白さなんだから。余計なことするな〜って感じ。
辟易とさせられた説明の後、順番にチェックイン(他のホテルの人は別れた)。こんなに早く着いてもチェックインだけはさせてもらえました。部屋にはもちろん入れませんが。

日程を決めたときには、島に入った日の朝は早すぎてやれることがないだろうと思っていたのですが、結果的には早く入って大正解。入った当日から現地ツアーに参加することができたのです。
入ったその日に次の日の現地ツアーを申し込もうと思って、先の説明→チェックインの後に即ツアーデスクへ直行しました。すると、あいにく翌日は団体が入っていて取ろうと思っていたものが取れないと言われたのですが、ラッキーなことに当日8:50スタートのツアーに入れてくれることになりました(^^)。当日の時間を無駄にせず、翌日もゆっくりできることになったわけですね。

荷物をフロントに預けてバスタオルを借りて、スタート場所の桟橋へ。頼んだのは、珊瑚礁へのクルーズと、ヘリコプターで空からの珊瑚礁見物のツアーです。行きに船で外洋にあるポンツーンまで行ってダイビングやシュノーケリングを楽しみ、帰りがそこからヘリで帰ってくるというもの。その帰路に有名なハートリーフというハート型をした珊瑚礁や、ホワイトヘブンビーチという美しい海岸を見ることができます。ヘリで行って船で帰るのが普通のようなのですが、逆であればヘリに2席空きがある、ってことで滑り込めたわけ。ただ、あいにくの雨で、「こんなんで大丈夫かしら」と一抹の不安。シュノーケリングできなかったら、どーしよーっ!!

ツアーはトータルで35000円近く(470豪ドル)しましたが、とっても良かったです。
船に乗るとき、酔い止めの薬が配られます(欲しい人だけ)。不安な人はのみましょうね〜。行きの船内で日本人クルーから船内とポンツーンの(安全面の)説明を受け、その後熱心にダイビングの勧誘を受けましたが、シュノーケリングで充分なのでアッサリ断りました。1時間ほどでポンツーンに到着(10:00頃)。外洋は快晴でした。ハミルトン島はあんなに雨が降ってたのに。着いてからは、珊瑚礁を水中から見れる半潜水艦に乗ったり、シュノーケリングをしたり、食事をしたりで楽しみました。半潜水艦は、最初は良かったんだけど、ちょっと時間が長すぎて最後の方は飽きてしまった。シュノーケリングは最高!! 魚の種類は豊富。ライフジャケット着用。珊瑚礁は深めであまりシュノーケリング向けとは言えませんが、それでも水面にも沢山の魚がいるので、かなり楽しめます。ナポレオンフィッシュ(!!)も見れました。こういう時は時間が経つのが早いもの。あっという間に2時間過ぎて午前が終わってしまい、昼食を各自で摂る。バイキング形式で好きなものを食べられます。ヘリ出発までの時間にもう一度シュノーケリングをしました。
13:45にヘリがスタート。ヘリコプターに乗るのは初めて。途中でハートリーフの周りを旋回しました。これって本当に小さくて、いくつもあるリーフの中で見落としやすいくらいのもの。もっと大きいものかと思ってました。島に近づくに従って雨が。ホワイトヘブンビーチのある島はハミルトン島に程近いのですが、やはり雨でした。雨の影響でホワイトヘブンビーチの水が濁っていたのが残念でした。パンフレットで見てたような美しい海岸は見られなかった。島ではここ数日雨が降り続いていたんだとか(海水浴もできない)。上から見て、今度はビーチに降りてみたいなぁ、と思いました。

ハートリーフハートリーフ ホワイトヘブンビーチホワイトヘブンビーチ

島に戻ってきました。着陸した空港からホテルまで送迎してもらいました。この後はホテルで休憩してから散策。この島内はゴルフ用としてポピュラーなバギーをレンタルしていて、移動には便利です。私達は結局借りなかったんですが(ホントは借りた方がいいと思います。たしかに島は小さくて、歩いて一周できると思うけど、坂があったりして結構時間がかかるので)。土産物店を歩いて見て廻りました。
あと、ポンツーンでカメラマンに撮ってもらった写真が6時にできるというので、見に行ってみました。結局自分達が写っていた写真は全部買いました(^^;;)。何も全部買わなくても・・・(ダンナはこういうのが大好き)。6枚で60豪ドル。夕食はレストランが沢山あるので、その中の一つ、トロピカルレストランで食事しました。あまり覚えていないのですが、結構不思議な料理が出てきたような...。そうそう、一番最初に配られた日本語のパンフレット、それに英語でのレストランのリザーブの仕方が載っています。至れり尽くせり、とはこのことか・・・

翌日はホテルの朝食を食べましたが、このCascadesというCafeは大混雑。でも他に朝食を食べるところって、あんまりないんですよね〜(だから混むのか・・・)。
朝食後はFauna Park(動物園)へ行きました。いよいよコアラに会える!! 遠かったので、ここへはやはりバギーを借りて行ったほうがよかったですね。おまけに行きは風雨が強くて...。ポンチョを着て行きました(ポンチョはホテルに置いてある−無料)。この日にツアーを予約していたらどうなってたんだろう?
動物園の入り口の事務所にコアラがいます。まだ生まれたばかりの小さな子コアラです。抱かせてもらいました。...といっても、ぬいぐるみに乗っかったコアラをぬいぐるみごと抱くのですが。ポラロイドで写真を撮ってくれます。念願の「コアラ抱っこ」にしては、アッサリと終わっちゃって、なんだこんなものか・・・という感じ。でも、コアラはとってもかわいかった!!
中ではカンガルーが放し飼いになってました。真横に来たときに一緒に写真に収まったり。かなりデカイですが、風貌はカワイイ。両足と尻尾の3本で立つんですね。足は速いです。ぴょんぴょんと大きな歩幅で跳んであっという間に居なくなります(^^;;)。
コアラ他の有袋類やダチョウなどが居て、なかなか充実していました。日本の動物園ではこんなに沢山の有袋動物は居ないですからね。

カンガルーとダンナカンガルーとダンナ

帰りは雨も止みました。帰り道にもカンガルーがいました。教会もありました。横にはロールスロイスが。これらは結婚式で使うんですかねぇ。
ホテルへ帰ってきてからは、近くにあるプールに入ったり、砂浜で海水浴をしたり、港沿いの店で買い物をしたり。
雨は止みましたが、それまでに降った雨の影響なのか海水がキレイではありませんでした。水は薄いブルーです。雨季はアクティビティの予定をたてづらいですね。
リゾートのオリジナルロゴが入った商品が欲しかったので探していたんですが、一般の土産物の店にはまったくありません。で、港沿いのHamilton Islands Designsという店でやっと発見。しかし、Tシャツにしろ、何にしろ、お値段はちょっぴり(かなり?)高め。ダンナはTシャツを、私はくつ下を購入。(ちなみにこの旅行から一年たった現在まで、このTシャツをダンナが着ているのをまだ見たことがない・・・ 何で買ったんだ?)

夜の食事は港沿いのRomanosという名前のイタリアレストランで。海が見える席に案内してくれました。食事もGoodでしたが、ウェイターの薦めで頼んだワインがコク深くて美味しかった。Annies LaneというワイナリーのShiraz種のものです。滞在の最後を締めくくりましたね。このAnnies Laneというワイン、何とケアンズの空港のDFSで発見、もちろん買って帰りました。(^^)v

翌日のフライトは朝一番なので、早起きしてチェックアウト。2日弱の滞在でここを後にする人はあまりいないでしょうね。同じ日に着いた日本人の方達はいつ帰るのだろうか。もっと楽しんで下さい。
この島の殆ど全ての精算はホテルの部屋に付けることができますので、キャッシュが必要ありません。この点は楽でしたね。

次回に行くなら、遠いんですがヘイマン島へ行ってみたい(日本人あんまりいなさそうだし)。しかもヘイマン島オンリーで・・・ さて、次回はいつなんだろう?


そして、帰国・・・